能の番組表には、役名はおろか、シテなのかワキなのか、囃子方なのか…何の説明も有りません。
(最近は書いてある事も有りますが…。)初めての方にはとっても不親切。
でも、この書き方には単純な法則が有るのです。
それでは、実際に見てみましょう。
能の番組が下に表示されています。番組表の上にカーソルを乗せると解説が表示されます。
<補足> ・子方がいる時はツレと並んで記載されます。 ・太鼓が入らない時は、笛方の氏名を中央に記載します。 (舞囃子参照のこと)。 ・地謡で観世・金剛・喜多流では、☆が地頭。 金春・宝生流では、☆が地頭です。 ・後見で観世流は左側が主後見、他流は右側が主後見です。 ・地謡の人数は必ず8人では有りませんが、能は8人、舞囃子5人、 仕舞4人が一般的。 <おまけ> ツレを書く位置はシテの右ですが、右上にずらす場合と右下にずらす場合があります。観世・金春・金剛流は、右上。 宝生・喜多流は、右下。 しかし、この通りではない場合もあり、厳密なきまりとは言えないようです。 又、ワキツレも2人いる場合、ワキの左下に2人並べて書く場合と、ワキの左右の下の書く場合があり、福王流は左右に書くようですが、下掛宝生・高安流は左下に書くことが多いものの、左右に書く場合も有り、必ずではないようです。 |
舞囃子の番組
狂言の番組
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